ブラックテトラ
Gymnocorymbus ternetzi

特徴と行動
やや楕円形の体型に、**黒い縞模様と大きな黒い背びれ・臀びれ(スカート状)**が特徴的。成長とともに体色はやや薄れるが、成魚でも優雅なヒレの形が楽しめる。群れでの行動を好み、5匹以上で飼うと安心して活発に泳ぐ。落ち着いた性格だが、小競り合いやヒレつつきを見せる個体もいる。
生息地
南米(パラグアイ川、グアポレ川など)
流れの緩やかな川、湖、沼地などの中層域に分布
適正飼育数
5~6匹以上(群れ飼育が安定)
好む餌

フレークフード、粒状の人工飼料
冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、イトメなど
雑食性で何でもよく食べるが、植物質も与えると健康維持に良い
【行動】
温和で混泳向きだが、気分次第で他魚のヒレをつつく傾向あり
群れで泳ぐことで落ち着き、攻撃性も減る
中層〜下層を優雅に泳ぎ、レイアウト水槽にも映える
飼い込むとスカート状のヒレがさらに美しくなる
【特別なケア】
背景が暗め、水草や流木の多いレイアウトで体色が引き立つ
水質・水温変化に強いが、週1回の換水(20~30%)で安定を保つ
強い水流は避け、中程度以下のろ過推奨
活発な魚との混泳時は、ヒレかじりやストレスに注意
【他の魚との相性】
相性良好:ネオンテトラ、コリドラス、プラティ、ラスボラなど
注意が必要:ベタ、グッピー(ヒレが長い魚)にはつつき行動が出やすい
同種混泳で性格が安定しやすく、単独では落ち着かない傾向あり
ブリーディングセッティング
別のブリーディングタンク: ブラックテトラの繁殖には、最低でも10ガロン(約38リットル)のタンクが推奨されます。水質パラメーター: 水は柔らかく、硬度2-8dGH、pH6.0-7.5が理想的です。ろ過: スポンジフィルターや軽い外部フィルターを使用して、穏やかなろ過を行います。底砂: 底には細かい砂や小石を使用し、水草や隠れ家を配置して繁殖に適した環境を提供します。水温: 24-28°C(75-82°F)の水温が理想的です。照明: 明るい照明を好みますが、繁殖時には少し暗めの環境が好まれることがあります。
繁殖のためのコンディショニング
食事: 高品質のライブ餌や冷凍餌(特にブラインシュリンプや赤虫)を与え、健康的な状態を保ちます。
水替え: 定期的な水替えを行い、水質を清潔で安定させます。
繁殖
繁殖: ブラックテトラは通常、早朝に繁殖します。オスはメスにアピールするために活発に動き、色鮮やかになります。
卵: メスは水草や隠れ家に卵を産みつけます。1回の繁殖で約100個の卵を産むことがあります。
親の移動: 親魚は卵を食べることがあるため、繁殖後に親魚を取り除きます。
稚魚のケア
孵化: 卵は24-48時間で孵化します。
食事: 稚魚にはインフューゾリアやブラインシュリンプなど、非常に小さな餌を与えます。
水質: 稚魚のタンクでは清潔で安定した水質を維持することが重要です。水質が悪化すると稚魚が死亡する原因となります。
重要な考慮事項
年齢: ブラックテトラは通常、6ヶ月以上で繁殖可能です。
性別の見分け方: オスはメスよりも小さく、繁殖期により鮮やかな色合いを持ちます。メスは比較的大きく、繁殖期には腹部が膨らみます。
ストレス: 魚に過度のストレスを与えないようにし、安定した環境で繁殖を促進します。