ダイヤモンド・テトラ

 Moenkhausia pittieri

特徴と行動

体表が銀白色に輝き、光を反射すると虹色やダイヤモンドのようにきらめくのが特徴。

成熟したオスは背びれが長く伸びて優雅になり、非常に見ごたえがある。

メスはやや丸みのある体型でヒレが短め。

基本的に温和で、群れで泳ぐと美しさが際立つ。

生息地

南米:ベネズエラ(バレンシア湖周辺)

植物の多い静かな流れの浅瀬に生息

適正飼育数

6匹以上(群れでのびのびと泳ぐ)

 

好む餌

フレークフード、顆粒フード(色揚げタイプもおすすめ)

冷凍赤虫、ブラインシュリンプなどの補助食も◎

雑食性で、餌付きは非常に良い

【行動】
中層を穏やかに泳ぎ、光が当たると体がきらめくように輝く

温和な性格だが、繁殖期はオス同士で軽い威嚇を見せることも

群れで泳ぐことでストレスが減り、発色も安定する

【特別なケア】
背景や底砂を暗めにすると、銀色の体色がより美しく映える

水草や流木でレイアウトすると落ち着く

フィルターは中~弱流で、水質は安定させることが重要

週1回の換水(25~30%)推奨

 

【他の魚との相性】
非常に良好:ラスボラ、コリドラス、グラミー、小型プレコなど温和な魚種

注意点:ベタなどヒレを攻撃しやすい魚とは避けるのが無難

 

ブリーディングセッティング

別のブリーディングタンク: ダイヤモンドテトラの繁殖には、最低でも20ガロン(約76リットル)のタンクが推奨されます。水質パラメーター: 水は柔らかく、硬度2-8dGH、pH6.0-7.5が理想的です。ろ過: スポンジフィルターや穏やかな外部フィルターを使用し、強い水流を避けます。底砂: 底には細かい砂や小石を使用し、水草や隠れ家を配置して繁殖に適した環境を提供します。水温: 24-28°C(75-82°F)の水温が理想的です。照明: 明るい照明を好みますが、過度の光を避け、適度な環境で管理します。

 

繁殖のためのコンディショニング

食事: 高品質のライブ餌や冷凍餌(特にブラインシュリンプや赤虫)を与え、健康な状態を保ちます。

水替え: 定期的に水替えを行い、水質を清潔で安定させます。

 

繁殖

繁殖: ダイヤモンドテトラは通常、早朝に繁殖が始まります。オスはメスに鮮やかな色でアピールし、繁殖行動を示します。

卵: メスは水草や隠れ家に卵を産みつけます。1回の繁殖で約100-200個の卵を産むことがあります。

親の移動: 親魚が卵を食べることがあるため、繁殖後に親魚を別のタンクに移すことが推奨されます。

稚魚のケア

孵化: 卵は24-36時間で孵化します。

食事: 稚魚にはインフューゾリアや微細な餌(ブラインシュリンプ)を与えます。

水質: 稚魚のタンクでは清潔で安定した水質を維持することが非常に重要です。水質が悪化すると、稚魚が死亡する原因となります。

 

重要な考慮事項

年齢: ダイヤモンドテトラは通常、6ヶ月以上で繁殖が可能です。

性別の見分け方: オスはメスよりも細長く、鮮やかな色を持ちます。メスは比較的大きく、繁殖期には腹部が膨らむことがあります。

ストレス: 魚に過度のストレスを与えないようにし、安定した環境で繁殖を促進します。

Shopping Cart 0

No products in the cart.