オデッサバーブ

Pethia padamya

特徴と行動

オスは体の中央に走る鮮やかな赤いラインと黒の縁取りが特徴的。

メスはより地味な体色で、黄色〜オリーブ色の体に薄い模様が見られる。

群れで泳ぐ性質があり、活発だが比較的温和なバルブ種。

発色は成熟と繁殖期、照明、良好な飼育環境で特に強くなる。

生息地

ミャンマー(ビルマ)の淡水河川や池

緩やかな流れのある水草が繁茂したエリア

 

適正飼育数

6匹以上の群れ飼育が望ましい(ストレス軽減)

 

好む餌

フレーク、ミニペレット(植物性+動物性をバランスよく)

冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、ミジンコなど

発色向上にはカロチノイド配合の色揚げフードが有効

 

【行動】
中層〜下層を活発に泳ぐ

群れを形成し、時折オス同士の追尾やディスプレイ行動が見られる

ヒレつつきは少ないが、混泳時にはヒレの長い魚は注意

 

【特別なケア】
水草、流木、石などを配置しつつ十分な遊泳スペースも確保

水質悪化に強いが、発色維持には定期的な水換えと高品質な餌が重要

光量は中〜強めが発色には効果的

 

【他の魚との相性】
良好:ラスボラ、テトラ、コリドラス、グラミーなど温和な魚種

注意:ベタ、エンゼルなどの長いヒレを持つ魚は標的になりやすい

他のバルブ種との混泳も可能だが、サイズと性格のバランスが重要

 

ブリーディングセッティング

別のブリーディングタンク: オデッサバーブの繁殖には、最低でも20ガロン(約76リットル)のタンクが推奨されます。水質パラメーター: 水は中程度の硬度(5-12 dGH)、pH6.5-7.5が理想的です。ろ過: 穏やかなろ過が必要です。スポンジフィルターや軽い外部フィルターを使用して、強い水流を避けます。底砂: 底には細かい砂や小石を使用し、水草や隠れ家を配置して繁殖に適した環境を提供します。水温: 24-28°C(75-82°F)の水温が理想的です。照明: 明るい照明を好みますが、少し暗めの環境を提供することも繁殖に良い影響を与えることがあります。

 

繁殖のためのコンディショニング

食事: 高品質のライブ餌や冷凍餌(特にブラインシュリンプや赤虫)を与え、健康な状態を保ちます。

水替え: 定期的に水替えを行い、水質を清潔で安定させます。繁殖前には水質を安定させることが非常に重要です。

 

繁殖

繁殖: オデッサバーブは通常、早朝に繁殖を始めます。オスは鮮やかな色を持ち、メスに対して積極的に求愛行動を行います。

卵: メスは水草や岩に卵を産みつけます。1回の繁殖で最大200個の卵を産むことがあります。

親の移動: 親魚が卵を食べることがあるため、繁殖後に親魚を取り除くことが推奨されます。

 

稚魚のケア

孵化: 卵は24-48時間で孵化します。

食事: 稚魚にはインフューゾリアや微細な餌(ブラインシュリンプ)を与えます。

水質: 稚魚のタンクでは清潔で安定した水質を維持することが非常に重要です。水質が悪化すると、稚魚が死亡する原因となります。

 

重要な考慮事項

年齢: オデッサバーブは通常、6ヶ月以上で繁殖が可能です。

性別の見分け方: オスは鮮やかな赤色と金色を持ち、メスより小さく、細長い体型をしています。メスは比較的大きく、繁殖期には腹部が膨らみます。

ストレス: 魚に過度のストレスを与えないようにし、安定した環境で繁殖を促進します。

 

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