キティテトラ
Hyphessobrycon amandae

特徴と行動
小型で温和なテトラの一種。体は半透明の金属的な黄色を帯びた色彩をもち、特に光の加減で美しく輝く。
背びれや尾びれにオレンジや赤みが差す個体もおり、発色には個体差がある。
性格は非常に穏やかで、群れで泳ぐことで安心する傾向がある。
同じテトラ属の中でもやや控えめな動きで、水草水槽との相性が良い。
生息地
南米:ブラジル・リオタパジョス流域
流れが緩やかで、水草が多い浅い川や支流の中層に生息
適正飼育数
6匹以上(群れ飼育が理想)
好む餌

微細なフレーク、小粒ペレット
冷凍ブラインシュリンプや赤虫
発色を維持するために高品質な餌を少量ずつ複数回与えるとよい
【行動】
温和で混泳向きの性格
中層を穏やかに泳ぐ群泳性があり、単独だと臆病になることも
オス同士の軽いディスプレイ行動が見られるが争いは少ない
【特別なケア】
流木・水草を多めに入れて落ち着ける環境を作ると発色が良くなる
直射照明よりもやや暗めの照明やブラックウォーターが向く
水換えは週に1~2回、20%程度が理想
水質悪化に敏感なのでろ過能力の安定したフィルター使用が推奨
【他の魚との相性】
○:コリドラス、ラスボラ、オトシンクルス、小型エビ類
△:フィンをつつくような気の強い魚(スマトラ、ベタ)は避ける
基本的には非常に混泳向きの小型魚
繁殖セットアップ
キティテトラの繁殖には、最低でも10ガロンのタンクを推奨します。タンク内には隠れ場所を提供するために、水草や小さなシェルターを入れると良いです。水は柔らかく、硬度は1-8 dGH、pHは6.0-7.0が理想です。水温は24-28°C (75-82°F)が最適です。水流が強すぎないようにスポンジフィルターが理想的です。水質を清潔に保つために、弱いろ過を使用します。細かい砂や小石を底砂として使用します。繁殖を促進するために、水草や小さな岩を配置します。水温は24-28°C (75-82°F)に設定します。明るい照明を使用し、水草の育成を促進します。魚の自然な生活環境を再現するために、適度な明るさに調整します。
繁殖準備
高品質のフレークや冷凍餌(ブラインシュリンプやインフゾリアなど)を与え、健康状態を維持します。特に繁殖前に高タンパク質の餌を与えることが重要です。定期的な水換えが必要です。水質を清潔に保つため、特に繁殖期前に水換えを行うことが推奨されます。
産卵
キティテトラは通常、朝方に産卵します。水温や水質が安定していると、繁殖が促進されます。メスは数十個から100個程度の卵を産むことがあります。卵は水草の間や岩の隙間に産み付けられます。産卵後、親魚は卵を食べることがあるため、親魚をタンクから取り出すことが推奨されます。
稚魚の世話
孵化 (Incubation):
卵は約24-48時間以内に孵化します。その後、稚魚は底部に落ちて泳ぎ始めます。
餌 (Feeding):
孵化した稚魚にはインフゾリアや非常に細かいブラインシュリンプを与えます。稚魚が成長したら、小さな冷凍餌やドワーフクレクレを与えます。
水質 (Water Quality):
稚魚用タンクの水質を清潔に保ち、酸素供給を十分に行います。
重要な考慮事項
年齢 (Age):
キティテトラは約6ヶ月で繁殖可能になります。
性別 (Sexing):
オスは体が細長く、色が鮮やかな赤みを帯びます。メスは体が丸みを帯びており、腹部が膨らんでいるのが特徴です。
ストレス (Stress):
キティテトラはストレスに敏感で、過密飼育や水質の急激な変化に注意が必要です。安定した環境での飼育が重要です。