ブルーネオンゴビー

Elacatinus oceanops

特徴と行動

黒っぽい体に目元から尾にかけて走る明るいメタリックブルーのラインが特徴的な小型海水魚。

体長は小さいが発色が非常に鮮やかで、水槽内でよく目立つ。

クリーナーフィッシュとしても知られ、他魚の体表を掃除する行動が見られることもある。

非常に温和で、ペアまたは小さなグループでの飼育に向く。

 

生息地

カリブ海、フロリダ沿岸、西インド諸島など

岩礁域、サンゴの間、海綿の隙間などに生息

 

適正飼育数

単独またはペア。複数は縄張り争いの恐れあり

 

好む餌

微細な海水魚用フレークやペレット

冷凍ブラインシュリンプ、冷凍コペポーダなどの小型プランクトン

人工飼料に慣れやすいが、栄養バランスを保つため動物性餌との併用が理想

 

【行動】
底近くや岩の隙間に静かにとどまり、クリーナー的な行動を見せることもある

温和で他魚を攻撃しないが、同種間での接触には注意が必要(縄張り意識あり)

日中活動性で、照明下でもよく動く

【特別なケア】
隠れ家としてライブロックを複数配置

水質悪化に弱いため、高品質のろ過+定期的な換水(週10〜20%)が必須

小型水槽でもOKだが、水温と塩分の急変は避けること

ジャンプ事故防止のためにフタは必須

 

【他の魚との相性】
非常に良好:カクレクマノミ、バスレット、グリーンクロミスなど温和な海水魚

NG:大型肉食魚、好戦的なゴビー(例:ウォッチマン系との混泳には注意)

 

ブリーディングセッティング

別のブリーディングタンク: ブルーネオングビーの繁殖には、最低でも20ガロン(約76リットル)のタンクが推奨されます。水質パラメーター: 水は中程度の硬度(6-12 dGH)、pH7.5-8.5が理想的です。ろ過: 穏やかなろ過が必要です。スポンジフィルターや軽い外部フィルターを使用し、強い水流を避けます。底砂: 底には細かい砂や小石を使用し、岩や水草を配置して隠れ家を提供します。ネオンゴビーは岩陰や小さな隠れ家を好みます。水温: 24-28°C(75-82°F)の水温が理想的です。照明: 明るい照明を好みますが、繁殖時には少し暗めの環境を作ると効果的です。

 

繁殖のためのコンディショニング

食事: 高品質のライブ餌や冷凍餌(特にブラインシュリンプや赤虫)を与え、健康な状態を保ちます。

水替え: 定期的に水替えを行い、水質を清潔で安定させます。繁殖前には水質を安定させることが非常に重要です。

 

繁殖

繁殖: ブルーネオングビーは通常、ペアで繁殖します。オスは鮮やかな青色でメスにアピールし、巣を作る場所に誘います。

卵: メスは岩や隠れ家に卵を産みつけます。1回の繁殖で約50-100個の卵を産むことがあります。

親の移動: 親魚が卵を食べることがあるため、繁殖後に親魚を取り除くことが推奨されます。

 

稚魚のケア

孵化: 卵は約2〜4日で孵化します。

食事: 稚魚には微細な餌(インフューゾリアやブラインシュリンプ)を与えます。

水質: 稚魚のタンクでは清潔で安定した水質を維持することが非常に重要です。水質が悪化すると、稚魚が死亡する原因となります。

 

重要な考慮事項

年齢: ブルーネオングビーは通常、1年で繁殖が可能になります。

性別の見分け方: オスはメスよりも鮮やかな青色を持ち、体が細長いです。メスは比較的小さく、腹部が膨らむことがあります。

ストレス: 魚に過度のストレスを与えないようにし、安定した環境で繁殖を促進します。

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