ブルー・ラム・シクリッド

Mikrogeophagus ramirezi

特徴と行動

小型で光沢のある青い体色に、赤・黄・黒の差し色が入る非常に美しいドワーフシクリッド。

オスのほうがヒレが長く、体が大きくなる傾向。

ペアで仲良く行動することが多く、産卵・子育ても見られる。

繊細な面もあり、水質・温度管理が重要。

 

生息地

南米(ベネズエラ、コロンビアのオリノコ川水系)

水草が茂る浅い水域、泥底や砂地に生息

適正飼育数

ペア飼育が理想(複数飼育は縄張り確保を)

好む餌

高栄養の人工フード(シクリッド用、小型魚用)

冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、小型のイトメ

色揚げ効果のある餌を与えると発色が強くなる

【行動】
温和で人懐こい性格。ただし繁殖期はやや縄張り意識が出る

ペアで底近くを泳ぎ、産卵場所を探したり縄張りを守る

他魚を追うことはあるが、攻撃的ではない

オスはヒレを広げて威嚇することもあるが、ケンカは少ない

【特別なケア】
水温を26℃以上に安定させることが最重要

水質の急変に非常に敏感。週1~2回の少量換水(15〜20%)が理想

底砂は細かいサンドタイプ推奨。流木や水草で隠れ家を作ると安心

CO₂添加水槽でも飼育可能だが、pHの急降下には注意

高温維持のため、ヒーターは常設必須

【他の魚との相性】
相性良好:ラスボラ、ネオンテトラ、ピグミーコリドラス、オトシンクルスなど温和な中小型魚

相性注意:スマトラ、アピスト同種、ベタなど縄張り争いしやすい魚

 

ブリーディングセッティング

別のブリーディングタンク: ブルーラムシクリッドの繁殖には、最低でも20ガロン(約76リットル)のタンクが推奨されます。水質パラメーター: 水は非常に柔らかく、硬度1-4dGH、pH6.0-7.0が理想的です。ろ過: 穏やかなろ過が必要です。スポンジフィルターを使用し、強い水流を避けます。底砂: 底には細かい砂を使用し、水草や小さな隠れ家を配置して繁殖に適した環境を提供します。水温: 26-30°C(79-86°F)の水温が理想的です。照明: 明るい照明を提供しますが、繁殖時には少し暗めの環境を作ることも良いです。

 

繁殖のためのコンディショニング

食事: 高品質のライブ餌や冷凍餌(特に赤虫やブラインシュリンプ)を与え、健康な状態を保ちます。

水替え: 定期的に水替えを行い、水質を清潔で安定させます。特に繁殖前には水質の安定が重要です。

 

繁殖

繁殖: ブルーラムシクリッドは非常に求愛行動が活発な魚で、オスがメスに対して鮮やかな色でアピールします。

卵: メスは水草や石に卵を産みつけます。1回の繁殖で40-200個の卵を産むことがあります。

親の移動: 親魚は卵を食べないことがありますが、繁殖後に親魚を取り除くことが推奨されます。

 

稚魚のケア

孵化: 卵は約2-3日で孵化します。

食事: 稚魚にはインフューゾリアや非常に小さなブラインシュリンプを与えます。

水質: 稚魚のタンクでは、清潔で安定した水質を維持することが非常に重要です。水質が悪化すると稚魚が死亡する原因となります。

 

重要な考慮事項

年齢: ブルーラムシクリッドは通常、6ヶ月以上で繁殖が可能です。

性別の見分け方: オスはより鮮やかな色を持ち、背ビレの尖りが強調されます。メスは比較的太めで、繁殖期には腹部が膨らむことがあります。

ストレス: 魚に過度のストレスを与えないようにし、安定した環境で繁殖を促進します。

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