エンドラーズ・ライブベアラー
Poecilia wingei

特徴と行動
グッピーの近縁種で、極めて小型かつ鮮やかな体色を持つ人気魚。
オスは2.5cm程度で、ネオンオレンジ・グリーン・ブラックなどの色が明瞭に発色。
メスは大きめで地味な灰色~銀色の体色をしている。
活発かつ温和で、小型水槽でも群泳が楽しめる。
グッピーと交雑可能だが、純血系統を維持したい場合は分離飼育が必要。
生息地
**ベネズエラ(カンパマイナ湖、ラグーナ・デ・パトス)**の淡水環境
小川や池などの植物が多い浅瀬
適正飼育数
ペアまたは3~6匹以上で群れ飼育
好む餌

グッピー用フレーク、小粒ペレット
ブラインシュリンプ、冷凍ミジンコ
発色維持には高品質な色揚げフードが有効
【行動】
温和で争いを起こさず、常に活発に泳ぐ性質
オスは繁殖期になるとメスを追いかける求愛行動をよく見せる
群れで泳ぐことでより自然な動きを見せ、安心感も向上
【特別なケア】
フィルターの水流は強すぎないものが理想(スポンジフィルターなど)
浮草や水草があると稚魚の隠れ家となり、生存率が上がる
水換えは週に1~2回(20~30%)で清潔を保つ
稚魚を守るなら隔離ネットや繁殖ケースの使用も有効
【他の魚との相性】
○:ネオンテトラ、ラスボラ、コリドラス、小型エビ類など温和な種
×:スマトラ、ベタ、気性の荒いバーブなどは不可
グッピーとの混泳は可能だが、交雑を避けたい場合は分けること
繁殖セットアップ
エンドラーズ・ライブベアラーの繁殖には、最低でも10ガロン(約38リットル)のタンクが推奨されます。タンク内には水草や隠れ場所を提供するために、シェルターや水草を配置します。水は柔らかく、硬度は6-12 dGH、pHは6.8-7.5が理想的です。水温は22-28°C (72-82°F)が最適です。弱めのろ過装置が適しており、スポンジフィルターを使用することが推奨されます。過度な水流は避け、水質を清潔に保ちます。細かい砂や小石を底砂として使用し、繁殖を促進するために、水草や小さな岩を配置します。エンドラーズは活発に泳ぎ回るため、広いスペースを提供することが重要です。水温は22-28°C (72-82°F)に設定します。明るい照明を使用し、水草の育成を促進します。エンドラーズは光が好きですが、強い直射日光は避け、適度な照明を提供します。
繁殖準備
高品質のフレークやペレット、ライブ餌(ブラインシュリンプ、ミジンコなど)を与えて、健康状態を維持します。特に繁殖前には、繁殖に必要な栄養素を与えることが重要です。水質を安定させるために定期的に水換えを行います。清潔な環境を保つために、水換えを行い、水質を最適に保ちます。
産卵
エンドラーズ・ライブベアラーは一年中繁殖可能ですが、繁殖期は水温が高いときにより活発になります。オスがメスに求愛する様子を観察できます。エンドラーズは卵胎生の魚であり、メスは卵を体内で孵化させた後、稚魚を直接生むことが特徴です。メスは約2週間のインキュベーション期間後に、最大で20匹ほどの稚魚を産みます。産卵後、親魚が稚魚を食べてしまう可能性があるため、稚魚を安全に保つために親魚を取り出すことをお勧めします。
稚魚の世話
エンドラーズ・ライブベアラーは卵胎生であるため、卵はメスの体内で孵化します。孵化した稚魚は親から生まれ、すぐに泳ぎ始めます。稚魚にはインフゾリアや非常に細かいブラインシュリンプを与えます。稚魚が成長するにつれて、少しずつ他の餌を与えていきます。稚魚用タンクでは水質を清潔に保ち、酸素供給を十分に行います。水質が悪化すると稚魚が死んでしまうため、特に注意が必要です。
重要な考慮事項
エンドラーズ・ライブベアラーは約3ヶ月で繁殖が可能です。オスは鮮やかな色合いで、特にヒレに明るい色が現れます。メスはより大きく、体色が淡いことが特徴です。オスは繁殖期になると、メスに対して求愛行動を行います。エンドラーズ・ライブベアラーはストレスに敏感なため、過密飼育や急激な環境変化を避け、安定した環境で飼育することが重要です。