グローライトテトラ
Hemigrammus erythrozonus

特徴と行動
外見:体長は約3.5~4cm。透明感のある体に、オレンジ~赤銅色の蛍光ラインが体の中央を走るのが特徴。
名前のとおり、暗い背景や間接照明下で美しく発色し、「光る小魚」として人気。
性格:非常に温和で平和的。群泳性があり、複数での飼育で安心して泳ぐようになる。
生息地
分布:南アメリカ・スリナム共和国(コパンリ川水系)
環境:黒水~弱酸性の透明な小川・森林水路。水草が豊富で流れは穏やか。
飼育個体数
最低6匹以上(群れで行動すると本来の魅力を発揮)
好む餌

小型魚用のフレーク、ペレット
冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、ミジンコなどを与えると発色が向上
食欲は旺盛で、餌付けもしやすい
【行動】
平和的な性格で混泳に非常に向く
群れをつくって泳ぐため、数を揃えると安心し、美しい群泳が見られる
夜間照明やブラックウォーター水槽でも発色が美しく映える
【特別なケア】
薄暗い照明や浮き草、水草多めの環境が好ましい
黒っぽい底砂や背景を使うと体色がより鮮やかに見える
水質の急変には敏感なため、水換えは週1で少量ずつ(1/4程度)
【他の魚との相性】
ネオンテトラ、エンバーテトラ、コリドラス、ラスボラなどと非常に相性が良い
ベタなど攻撃的な魚とは混泳を避けるのが無難
ブリーディングセットアップ
ブリーディングタンク: グローライト・テトラの繁殖には、最低でも10ガロン(約38リットル)の水槽が推奨されます。水槽には水草や隠れ場所を提供し、ストレスを減らす環境を整えます。水質パラメーター: 水は軟水で、硬度は1-6 dGH、pHは6.0-7.5が理想的です。フィルター: 水流が強すぎないように、スポンジフィルターを使用します。穏やかな水流が繁殖に適しています。底砂: 細かい砂や小石を使用し、卵が底に付着できるようにします。温度: 水温は24-28°C(75-82°F)で維持します。照明: 明るい照明を使用し、昼と夜のサイクルを12時間ずつ保つことが重要です。
繁殖準備
食事: グローライト・テトラには生きたエサや冷凍エサ(ブラインシュリンプや赤虫)、高品質なフレークフードを与えます。栄養価の高い餌を与えることで繁殖準備を整えます。
水換え: 水質を安定させるために、定期的に水換えを行い、水温やpHの急激な変化を避けることが重要です。
スポーニング
繁殖時間: グローライト・テトラは、通常、早朝に産卵します。水温が24-28°Cのときに繁殖が活発になります。
卵の数: メスは1回の産卵で30〜50個の卵を産むことがあり、卵は水草や底に産みつけられます。
親の管理: 産卵後、親を取り除くことが推奨されます。親が卵を食べることがあるため、卵を守るために親を別タンクに移すことが望ましいです。
稚魚の世話
孵化: 卵は約24〜48時間で孵化します。
餌: 稚魚にはインフューソリアや微細なブラインシュリンプを与えることができます。
水質管理: 稚魚が健康に成長するためには、清潔な水質を保つことが必要です。水換えを定期的に行い、安定した水質を保ちましょう。
重要な考慮点
年齢: グローライト・テトラは通常、6ヶ月以上で繁殖が可能です。
性別の判別: オスは細長く、鮮やかなオレンジ色のラインが特徴で、メスはやや丸みを帯びた体形をしています。繁殖期にはメスが卵を抱えており、腹部が膨らんで見えます。
ストレス管理: グローライト・テトラは群れで生活するため、過度なストレスを避け、群れを維持することが繁殖成功のカギとなります。