ノーマンランプアイ

Aplocheilus panchax

特徴と行動

外見:体長2.5~3.5cmほどの小型魚。透き通った銀青色の体と、名前の由来でもある**青白く光る目(ランプアイ)**が特徴。暗い環境で特に目がよく目立つ。

性格:非常に温和でおとなしい性格。攻撃性は皆無。群泳性があり、複数で飼うことで落ち着き、自然な行動を見せる。

 

生息地

分布:西アフリカ(ナイジェリア、カメルーンなど)

環境:流れの緩やかな浅瀬、草が茂った淡水域。弱酸性~中性の透明な水を好む。

 

飼育個体数

最低6匹以上(群泳での飼育が理想)

好む餌

微粒人工飼料(フレークやパウダー状)

ブラインシュリンプ、冷凍ミジンコ、インフゾリアなど

食が細めなので口に合うサイズを意識することが大切

 

【行動】
非常に平和的で、他の魚やエビとの混泳に適する

群れで行動し、水草の間や水面付近を好んで泳ぐ

明るすぎる照明下ではやや臆病になることがある

 

【特別なケア】
浮き草や背の高い水草があると落ち着いて行動できる

弱めの照明、水流もやや弱めが理想的

水質悪化にやや敏感なため、定期的な水換えが重要(週1回1/4程度)

スポンジフィルターなど静かなフィルターが向いている

【他の魚との相性】
非常に良好。ネオンテトラ、ラスボラ、エンバーテトラ、レッドチェリーシュリンプ等と混泳可

攻撃性のある魚(ベタのオス、大型シクリッドなど)とは混泳非推奨

 

ブリーディングセットアップ

ブリーディングタンク: ノーマンズランプアイキリフィッシュの繁殖には、最低でも10ガロン(約38リットル)の水槽が推奨されます。水槽には水草や隠れ場所を提供し、ストレスを減らす環境を作ります。水質パラメーター: 水は軟水で、硬度は2-8 dGH、pHは6.5-7.5が理想的です。フィルター: 水流が強すぎないように、スポンジフィルターを使用します。穏やかな水流が繁殖に適しています。底砂: 細かい砂や小石を使用し、卵が底に付着できるようにします。温度: 水温は24-28°C(75-82°F)の範囲で維持します。照明: 明るい照明を使用し、昼と夜のサイクルを12時間ずつ保つことが重要です。

 

繁殖準備

食事: ノーマンズランプアイキリフィッシュには生きたエサや冷凍エサ(ブラインシュリンプや赤虫)、高品質なフレークフードを与えます。栄養価の高い餌を与えることで繁殖準備を整えます。

水換え: 水質を安定させるために、定期的に水換えを行い、水温やpHの急激な変化を避けます。

 

スポーニング

繁殖時間: ノーマンズランプアイキリフィッシュは、通常朝方や水温が適温(24-28°C)で繁殖が活発になります。

卵の数: メスは1回の産卵で数十個の卵を産むことがあります。卵は水草や底に産みつけられます。

親の管理: 産卵後、親を取り除くことが推奨されます。親が卵を食べることがあるため、卵を守るために親を別タンクに移すと良いでしょう。

 

稚魚の世話

孵化: 卵は約3-5日で孵化します。

餌: 稚魚にはインフューソリアや微細なブラインシュリンプを与えます。

水質管理: 稚魚が健康に成長するためには、清潔な水質を保つことが重要です。水換えを定期的に行い、安定した水質を維持しましょう。

 

重要な考慮点

年齢: ノーマンズランプアイキリフィッシュは通常、6ヶ月以上で繁殖が可能です。

性別の判別: オスは鮮やかな青色と光沢のあるヒレを持ち、メスは比較的小さく、色が淡いです。

ストレス管理: ノーマンズランプアイキリフィッシュは群れで生活するため、過度なストレスを与えないようにし、群れを維持することが繁殖成功のカギとなります。

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