レインボー・シャイナー
Notropis chrosomus

特徴と行動
北米原産の中型美魚で、繁殖期のオスはピンク〜紫〜青〜赤と虹色に輝く極彩色の体色を見せる。
通常時はやや地味だが、水温や飼育環境により鮮やかな発色を維持可能。
非常に温和な性格で、小型魚との混泳にも適している。
群れで泳ぐ習性があり、6匹以上での群泳が美しさを引き立てる。
生息地
**アメリカ南東部(アラバマ州、ジョージア州)**の冷涼な渓流
水質は酸素が豊富な清流域〜中流域、砂礫底に生息
適正飼育数
6匹以上の群れ飼育が理想的
好む餌

フレーク、小粒ペレット(高タンパク・発色強化タイプ)
冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、ミジンコ
活餌や冷凍餌を取り入れると、発色促進や繁殖行動の誘発に効果あり
【行動】
常に中層〜上層を群れで活発に泳ぐ
水流を好むため、外部フィルターなどで緩やかな流れを作ると自然な動きを見せる
温和で他魚との衝突はほとんどない
オス同士でヒレを広げ合う「ディスプレイ行動」が見られる
【特別なケア】
冷却ファンや水槽クーラーで夏季の高水温に注意(25°Cを超えると発色が鈍る)
十分な溶存酸素量が必要。エアレーションまたは水流確保が望ましい
水草・砂利・岩組などで自然環境を再現すると落ち着く
日照時間を季節に合わせて調整すると、繁殖や発色に影響あり
【他の魚との相性】
非常に良好:ドジョウ類、コリドラス、ラスボラ、ホワイトクラウドマウンテンミノーなど
NG:高温性の魚(ディスカス、ベタなど)や大型肉食魚
繁殖セットアップ
レインボーシャイナーの繁殖には、最低でも20ガロンのタンクを推奨します。タンクには十分な隠れ場所を提供することが重要です。水は中程度の硬度(6-12 dGH)、pHは6.5-7.5が理想です。水温は22-26°C (72-79°F)の範囲が最適です。弱めのろ過装置を使用し、流れが強すぎないように調整します。スポンジフィルターが適しています。砂または小石を底砂として使用し、繁殖用に少し植物を入れると良いです。水草の中で繁殖しやすくなります。水温は22-26°C (72-79°F)に設定します。明るい照明は必要ですが、昼間と夜間の周期を安定させるために、適度な強さのライトを使用します。
繁殖準備
高品質のフレークやペレット、冷凍のブラインシュリンプ、インフゾリアなどを与え、繁殖に備えた健康状態を維持します。水質を安定させるために定期的に水換えを行い、清潔な環境を保ちます。
産卵
レインボーシャイナーは春または夏に産卵することが多いです。水温が高めであると繁殖が促進されます。メスは約50-200個の卵を産むことがあります。卵は水草の間や石の下に産み付けられます。産卵後、親魚は卵を食べることがあるため、親魚を取り出すことが推奨されます。
稚魚の世話
卵は約24-48時間以内に孵化します。孵化した稚魚にはインフゾリアや非常に細かいブラインシュリンプを与えます。稚魚が成長してきたら、小さなペレットや冷凍餌を与えます。稚魚のタンクで水質を清潔に保ち、酸素供給を十分に行います。
重要な考慮事項
レインボーシャイナーはおおよそ6ヶ月以上で繁殖が可能です。オスは体色が鮮やかな虹色に変化し、特に繁殖期には体側に赤やオレンジのラインが現れます。メスはオスに比べてやや膨らんでいて、体色は比較的地味です。レインボーシャイナーはストレスに敏感なため、過密状態や急激な環境の変化を避け、安定した環境で飼育することが重要です。