セレベス・レインボーフィッシュ

Marosatherina ladigesi

特徴と行動

細長い体に透明感のある黄色~青のラインと黒い縦帯があり、ヒレには青白い輝き。

オスはヒレが大きく伸長し、求愛ディスプレイでは扇状に広げて鮮やか。

メスはやや地味でヒレも短い。

非常に温和かつ活発で群泳性が強く、水草との相性が抜群。

 

生息地

インドネシア・スラウェシ島南部(マロス周辺)

透明度が高く、流れの穏やかな河川や小川

 

適正飼育数

 6匹以上(群れで安心し、発色も向上)

好む餌

粉末・微粒フレーク、沈下性ミニペレット

冷凍ブライン、赤虫、ミジンコなど

生餌にも反応がよく、色揚げには高タンパク餌が効果的

 

【行動】
中層を中心に群れで活発に泳ぎ続ける

オス同士でヒレを広げたディスプレイ行動をよく行う

水草や浮草の陰で休むこともあり、落ち着いたレイアウトを好む

 

【特別なケア】
水質変化にやや敏感 → 安定した弱アルカリ性の維持が重要

人工海水を極微量加えると調子が良くなる(塩分濃度0.3〜0.5%)

フタは必須(ジャンプ事故防止)

流れは穏やかで酸素の多い環境が理想

 

【他の魚との相性】
良好:ラスボラ、ミニテトラ、コリドラス、小型シュリンプなど温和な魚種

NG:気性の荒い魚(スマトラ、アピストの一部、大型ベタ等)

 

ブリーディングセッティング

別のブリーディングタンク: セレベスレインボーフィッシュの繁殖には、最低でも30ガロン(約114リットル)のタンクが推奨されます。

水質パラメーター: 水は中程度の硬度(5-12 dGH)、pH6.5-7.5が理想的です。ろ過: 穏やかなろ過が必要です。スポンジフィルターや軽い外部フィルターを使用し、強い水流を避けます。底砂: 底には細かい砂や小石を使用し、水草や隠れ家を配置して繁殖に適した環境を提供します。水温: 24-28°C(75-82°F)の水温が理想的です。照明: 明るい照明を好みますが、少し暗めの環境を作ると効果的です

繁殖のためのコンディショニング

食事: 高品質のライブ餌や冷凍餌(特にブラインシュリンプや赤虫)を与え、健康な状態を保ちます。

水替え: 定期的に水替えを行い、水質を清潔で安定させます。繁殖前に水質を安定させることが非常に重要です。

 

繁殖

繁殖: セレベスレインボーフィッシュは、通常、繁殖期にオスが鮮やかな色でメスにアピールします。オスは繁殖期に特に色が鮮やかになり、メスを引き寄せるために活発に求愛行動を行います。

卵: メスは水草や隠れ家に卵を産みつけます。1回の繁殖で最大200個の卵を産むことがあります。

親の移動: 親魚が卵を食べることがあるため、繁殖後に親魚を取り除くことが推奨されます。

 

稚魚のケア

孵化: 卵は24-48時間で孵化します。

食事: 稚魚にはインフューゾリアや微細な餌(ブラインシュリンプ)を与えます。

水質: 稚魚のタンクでは清潔で安定した水質を維持することが非常に重要です。水質が悪化すると、稚魚が死亡する原因となります。

 

重要な考慮事項

年齢: セレベスレインボーフィッシュは通常、6ヶ月以上で繁殖が可能です。

性別の見分け方: オスはメスよりも細長く、鮮やかな色を持ちます。メスは比較的太めで、繁殖期には腹部が膨らむことがあります。

ストレス: 魚に過度のストレスを与えないようにし、安定した環境で繁殖を促進します。

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