ゴールデン・ロージィ・バーブ

Puntius conchonius

特徴と行動

改良品種で、全身が黄金色や金赤色に輝く明るい体色が特徴。

成熟したオスは婚姻色でより鮮やかなオレンジ〜赤に発色。

性格は活発で社交的、よく泳ぎ回る中型のバルブ種。

ヒレをつつく習性があるため、混泳相手には注意が必要。

 

生息地

原種はインド、バングラデシュ、ネパールなど南アジア

流れのある小川や池など、酸素が豊富で比較的冷涼な水域に生息

 

適正飼育数

5匹以上の群れ飼育が望ましい(単独は攻撃的になることあり)

 

好む餌

フレークフード、ペレットなど人工餌

冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、植物質の餌も好む

雑食性で、与えすぎないように管理しやすい

 

【行動】
非常に活発に泳ぎ回り、水槽全体を使って遊泳

群れで行動し、単独だとストレスで攻撃的になりやすい

ヒレが長い魚(ベタ、グッピーなど)へのつつきに注意

繁殖期のオスは、鮮やかに発色しメスを追いかける行動が見られる

 

【特別なケア】
遊泳スペースを広く取り、障害物や水草で視界を区切ると争いを減らせる

流れのあるフィルターやエアレーションがあると健康を維持しやすい

高温すぎると色がくすむ傾向があるため、やや低めの水温が理想

【他の魚との相性】
相性良好:同サイズ以上で活発な魚(ゼブラダニオ、レインボーフィッシュなど)

注意:ベタ、エンゼルフィッシュ、グッピーなどヒレが長くておとなしい魚

 

ブリーディングセッティング

別のブリーディングタンク: ゴールデンローズバーブの繁殖には、最低でも20ガロン(約76リットル)のタンクが推奨されます。水質パラメーター: 水は中程度の硬度(5-12 dGH)、pH6.5-7.5が理想的です。ろ過: 穏やかなろ過が必要です。スポンジフィルターや外部フィルターを使用し、強い水流を避けます。底砂: 底には細かい砂や小石を使用し、水草や隠れ家を配置して繁殖に適した環境を提供します。水温: 24-28°C(75-82°F)の水温が理想的です。照明: 明るい照明を好みますが、繁殖時には少し暗めの環境を作ることが効果的です。

繁殖のためのコンディショニング

食事: 高品質のライブ餌や冷凍餌(特に赤虫やブラインシュリンプ)を与え、健康な状態を保ちます。

水替え: 定期的に水替えを行い、水質を清潔で安定させます。特に繁殖期には水質の安定が非常に重要です。

 

繁殖

繁殖: ゴールデンローズバーブは通常、繁殖期にオスがメスに対して鮮やかな色でアピールします。繁殖期にオスは体色が鮮やかになり、メスを引きつけます。

卵: メスは水草や隠れ家に卵を産みつけます。1回の繁殖で最大200個の卵を産むことがあります。

親の移動: 親魚が卵を食べないように、繁殖後に親魚を別のタンクに移すことが推奨されます。

 

稚魚のケア

孵化: 卵は約2-3日で孵化します。

食事: 稚魚にはインフューゾリアや微細な餌(ブラインシュリンプ)を与えます。

水質: 稚魚のタンクでは清潔で安定した水質を維持することが非常に重要です。水質が悪化すると、稚魚が死亡する原因となります。

 

重要な考慮事項

年齢: ゴールデンローズバーブは通常、6ヶ月以上で繁殖が可能です。

性別の見分け方: オスはメスより小さく、繁殖期には鮮やかな金色や赤色を持ちます。メスは比較的大きく、繁殖期には腹部が膨らむことがあります。

ストレス: 魚に過度のストレスを与えないようにし、安定した環境で繁殖を促進します。

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