スポッテッド・ブルーアイ

Pseudomugil gertrudae

特徴と行動

小型で透明感のある体に、黒い斑点(スポット)と青く輝く目が特徴。

オスはヒレが大きく広がり、繁殖期には**フレアリング(求愛ディスプレイ)**を行う。

体色は淡黄色〜半透明で、尾びれ・背びれに黒いドットが多数入る。

とても温和で小型の群泳魚として水草レイアウト水槽で人気。

生息地

ニューギニア島、オーストラリア北部など

浅くて水流の緩やかな小川や湿地、水草が豊富な場所に生息

 

適正飼育数

6匹以上(群れで安心し、行動が活発になる)

好む餌

微細な人工飼料(フレーク・ミニペレット)

冷凍ブラインシュリンプ、ミジンコ、インフゾリアなど

小型なので粒が細かい餌を用意することが重要

活餌や冷凍餌も発色や繁殖行動を促進

 

【行動】
中層〜上層を活発に泳ぐ

オスはメスや他のオスに対してヒレを広げてディスプレイ

群れで泳ぐと安心し、本来の活発さと美しさを発揮する

他魚に対しても攻撃性は低く、非常に平和的

【特別なケア】
飛び出し防止のためフタを必ず設置

水草や流木、浮草を配置して隠れ場所と視線の遮蔽を確保

水質の急変や汚れに弱いため、**こまめな水換え(週2回15〜20%)**が必要

強い水流や強すぎる照明は避ける

 

【他の魚との相性】
非常に良好:ラスボラ、ピグミーコリドラス、ネオングリーンテトラ、シュリンプなど

NG:気性の荒い魚やサイズの大きい魚(追われたり食べられる)

ブリーディングセッティング

別のブリーディングタンク: スポッテッドブルーアイの繁殖には、最低でも20ガロン(約76リットル)のタンクが推奨されます。水質パラメーター: 水は柔らかく、硬度1-5dGH、pH6.0-7.5が理想的です。ろ過: 穏やかなろ過を使用し、スポンジフィルターや軽い外部フィルターを使用して、強い水流を避けます。底砂: 底には細かい砂や小石を使用し、水草や隠れ家を配置して繁殖に適した環境を提供します。水温: 24-28°C(75-82°F)の水温が理想的です。照明: 明るい照明を好みますが、繁殖時には少し暗めの環境を作ると効果的です。

 

繁殖のためのコンディショニング

食事: 高品質のライブ餌や冷凍餌(特にブラインシュリンプや赤虫)を与え、健康な状態を保ちます。

水替え: 定期的に水替えを行い、水質を清潔で安定させます。繁殖前には水質を安定させることが非常に重要です。

 

繁殖

繁殖: スポッテッドブルーアイは通常、繁殖期にオスがメスに対して鮮やかな色でアピールし、繁殖行動を示します。オスは鮮やかな青色の体色を持ち、メスを引き寄せます。

卵: メスは水草や隠れ家に卵を産みつけます。1回の繁殖で最大50個の卵を産むことがあります。

親の移動: 親魚が卵を食べないように、繁殖後に親魚を取り除くことが推奨されます。

 

稚魚のケア

孵化: 卵は24-36時間で孵化します。

食事: 稚魚にはインフューゾリアや微細な餌(ブラインシュリンプ)を与えます。

水質: 稚魚のタンクでは清潔で安定した水質を維持することが非常に重要です。水質が悪化すると、稚魚が死亡する原因となります。

 

重要な考慮事項

年齢: スポッテッドブルーアイは通常、6ヶ月以上で繁殖が可能です。

性別の見分け方: オスはメスよりも鮮やかな青色を持ち、体が細長いです。メスは比較的太めで、繁殖期には腹部が膨らむことがあります。

ストレス: 魚に過度のストレスを与えないようにし、安定した環境で繁殖を促進します。

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